奈良 東吉野村 自然てんねんうまいもん。 杉ヶ瀬

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2007年 10月 02日

秋の訪れ

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先日まで暖かかった東吉野も2~3日前よりかなり冷え込みが激しくなってきました。
高見川で泳ぐ鮎たちもお腹に卵をもち、産卵の為河口へ向け旅立つ季節です。

この夏、いろんなお客様との思い出作りのお手伝いをしてくれた鮎達に心より感謝。
短い夏が終わろうとしている。

肌寒い昼にテラスより高見川を眺めているとこの夏の思い出がよみがえって来た。
命あるもの。植物も動物もそして人間も同じ。
生命の尊さもそれは分かっているようで普段考えない物。

食物連鎖の最頂点に立つ人間は地球上のすべての動物、食物を食べる事が出来る。
スーパーで切り身にされた魚。お肉屋で肉のかたまりになって販売される牛や豚。
そんな動物や魚たちも人間と同じ、子供から大人に育つ。そして人間が生きる為に食す。

もったいない。米粒1つお百姓さんが苦労して育てた米や、きれいに食べなさい。
その食べ残した魚、お前の為に焼かれて料理になったんや。戦争中は・・・

そんなおじいちゃんの声を思い出す。

今年はたくさんの鮎達でたくさんのお客さんが喜んでくれた。
そして、心から鮎達に感謝し、このきれいな高見川を命有る限り僕は守り続けていこうと思った。ありがとう・・・


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料理が下がってきたら器の片付けも僕の仕事。
一番気になるのが作った料理が残されていないか??
命有る物を調理してお客様にお出しする。料理が残った状態で帰ってきた器を見るとブルーになる。でもそれはお客様が悪いのではない。如何に美味しく調理するか?その日お越し頂いたお客様のお口に合う料理が作れなかった自分に腹が立つ。そしてもっともっと勉強しなければと思う。

お客様がお見えになってから調理に入る。
それは1分、1秒でも新鮮なものを食べて頂きたいという気持ちからです。
そして調理場から少し見える窓からお客様のお顔を拝見させて頂き、味や固さ、好みなどを考えながら調理に入ります。そんな事が出来る幸せも杉ヶ瀬にはあります。

人生苦しい事も悲しい事もそして楽しい事もあります。
悲しみの後には必ず幸せが訪れる。
そんな幸せな気持ちになってもらえる料理を作れる料理人になりたい。

人を幸せに出来る料理がいつか作れる日が来ますように。。。
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by sugigase | 2007-10-02 00:32 | 自然


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